やる気が習慣化する秘密
社員研修の目的は様々です。業務に必要な専門知識を広げスキルを高める研修もあれば、新入社員に対するビジネスマナーや仕事へ取り組む姿勢を教えるスタートアップ研修、その他、若手社員、中堅社員、管理職向けなど実に多くの研修があります。
多くの企業が社員教育の大切さは分かっていても、その後の業務において効果が発揮されない、持続できないといったことが少なくありません。特に社員の働く意識を高めたり、モチベーションアップさせたりする研修においては、その傾向が顕著です。
なぜ、そうなってしまうのでしょうか?
それには、人の行動の裏側にある意識と記憶のメカニズムを理解しておく必要があります。人が行動を起こすには、まず意識することから始まります。人は普段、自分にとって興味や関心があること以外には意識を向けてはいません。いわゆる、無意識状態です。この無意識状態を脱し、有意識へと変化することで、初めて学習するための下地ができます。
しかし、いくら有意識状態になったとしても、それが自ら望んだものでない限り長続きはしません。なぜなら、未だ意識は低い状態だからです。よくある典型として、研修を受けた直後は、多少“やる気”が上がっても、しばらくすると、また元に戻ってしまうということがあります。
その要因は、社員からすれば会社が用意した研修だから義務的に参加するけれども、内心は「面倒くさい」と思っているからです。そのような心構えでは、「そこから何かを学ぼう。」とか、「今後の業務に活かそう。」という意識は低く、むしろ、やらされている感の方が高いのです。こうした低い意識状態では、せっかく研修を受けても記憶にはほとんど残りません。当然ながら、時が経てば徐々に忘れてしまいます。
“記憶”と“感情”をセットにしなければならない
では、最初の意識さえ高ければ、“やる気”は持続できるのか?
残念ながらそうとは言い切れません。なぜなら、高い意識を保つためには、学んだことを忘れないよう、その時の記憶を長期記憶化へと変える必要があるからです。この長期記憶ができることで、“やる気”は維持できるようになります。
そのために最も効果的なやり方は、“記憶”を“感情”とセットにすることです。人の“記憶”を長期化するには、“感情”が深く関わっていることが様々な研究によりわかっています。想い出せば、幼い頃、学生時代の頃、家族との体験など、人生における数々の出来事は、楽しい、辛い、怖い、嬉しいといった、その時に感じた“感情”と結びついて思い起こされることが多いはずです。こうした“記憶”は何年経っても忘れることなく強く心に残ります。
そして、“感情”と結びついた“長期記憶”は、人の行動を習慣化させる確率を圧倒的に高めることができます。
「ナガモチベーション®研修」は、人の持つ“感情”=特に楽しい感情と“記憶”のメカニズムを意図的に研修に取り入れることにより、“やる気”を持続させ習慣化させます。
従来の社員研修の問題点
従来の社員研修は、研修そのものに問題点があります。人財育成は企業にとって最重要事項です。企業活動のすべては人を持ってなされており、そこには戦略性があってしかるべきです。
会社経営は、未来を担う人財のあるべき姿を定め、そのためには社員教育をどう実施していくのかを常に考え続ける必要があります。そこから見える教育ニーズを洗い出すことで、自社に合った教育体系を構築し、どのような研修を実施するかを決定します。しかしながら、実際には、単に経営者や上長から言われたテーマで研修を企画・実施するだけで、研修を行うことが目的化してしまっている状況が多々見受けられます。
以下に社員研修における、よくある問題点を挙げてみました。
経営のビジョンや戦略に基づいた人財像が明確になっているか?
研修会社任せの一般的なカリキュラムではなく、自社の人財戦略に則ったカリキュラムになっているか?
急場しのぎで場当たり的な研修になっていないか?
社員の成長にフォーカスした研修になっているか?
単に研修を行うことが慣例行事となっていないか?
研修の目的を明確化し、その場の満足度だけでなく研修後の効果測定に基準は設けてあるか?
経営者や上司にヒアリングし、それに基づいた研修カリキュラムが組めているか?
単に名の通った研修会社だからという理由だけで業者を選択していないか?
座学中心の知識偏重型の研修カリキュラムになっていないか?
社員の主体性が養われる研修になっているか?
経営者や担当部署の責任者が研修の内容をしっかり把握できているか?
部署内での研修に対する理解と協力体制は整っているか?
いかがでしたでしょうか?
この様に、社員研修の問題点はいくつも存在します。研修を行う上で、これらの点がおざなりになっていれば効果は期待できず、結果、研修を実施しても費用対効果に見合わないと判断してしまいがちになります。
しかし、逆を言えば、これらの項目をしっかりと認識し、それに則ったカリキュラムを戦略的に組んでいけば、研修は人財育成において多大な成果を生み出すことができるのです。
動くと楽しいから、やる気が起こる!
ナガモチベーション®研修は、人間力のアップと社員が主体性を持って会社に貢献することにフォーカスしています。そのためには、研修を単なる慣例行事的に行うのではなく、意識を変化させ、働く意義を認識させることが重要であると考えます。
そこで、まずは、研修への取り組み意識が低く、「やらされている感」の高い参加者に“やる気”を起こさせるため、研修自体が楽しい感情を引き出すための「動き」を取り入れたカリキュラム構成になっています。
例えば、研修で日々の業務におけるPDCAサイクルの大切さを教える場合、それを座学だけで教えようとしても、数多くの研修現場に立ってきた経験上から、「ふ~ん」という低い反応が返ってくることが大半です。まして、学生気分がまだ抜けきっていない新入社員や少し仕事にこなれてきた若手社員にとっては、半場強制的に参加させられているという意識の方が強く、自から積極的に身に付けようとしない傾向が見受けられます。
そこで、ナガモチベーション®研修では、まずは前向きな気持ちで取り組んでもらうために、研修にゲームの要素を取り入れています。ゲームにより、楽しく研修に参加してもらう。これが最初のステップとして重要であると位置づけています。
また、ゲームは座って行うのではなく、参加者同士でチームを組み、体を動かしながら進めていきます。そうすることで、研修前までは関心の低かったことに対しても興味を持たせることができ、なぜPDCAを身に付けなければならないのかといった意味を理解していきます。
人が行動するうえで、意味がないことに対しては“やる気”は起きません。しかし、裏を返せば、意味あることだと理解できれば自然と“やる気”は起きてくるのです。ナガモチベーション®研修とは、「動いて楽しい研修」なのです。
社員のやる気を習慣化させられる
ナガモチベーション®研修
この「動いて楽しい研修」の特長は、記憶を感情とセットにできることです。ゲームで体を動かしながら考え解決策を導き出していくことは、「楽しかった経験」として記憶に残ります。
仲間と協力し合いながら学び進めることで楽しさは倍増し、長期記憶化されやすくなります。その後の業務においても、研修で学んだことの大切さを常に意識することができるため行動自体が変化し、その行動は次第に習慣化していきます。これを、知識偏重の詰込み型研修で無理やり学ばせたとしても、本人の“やる気”が持続しないため、その後の行動を習慣化させることは決してできないのです。
ナガモチベーション®研修では、“やる気”を促すために「有能感」、「自立感」、「帰属感」の3つを意識させます。
やる気を支える3要素
有能感
初めは上手くできなかったことも、体を使ったゲームを通じ徐々にできるようになることで、
「前より上手になった!」「やればデキるんだ!」
ということを実感させます。これにより自分の能力や存在意義を自覚できるようになり、楽しい感情はより高まります。
自立感
今自分がここにいるのは選んだ結果と選ばれた結果であることを認識させ、
「自分の行動は自分で選ぶ。」「自分で考えを持ち行動する癖をつける。」
という主体性を養います。自分の意見や考えがないことは、モチベーションが下がる一番の要因になります。
帰属感
グループを作りチームとして取り組むことによって、仲間意識を芽生えさせます。日々の業務においても出来事を皆で共有し、仲間同士助け合う精神を養っていくことで、組織としての生産性も高められます。
ビジネス研修とスポーツコーチが融合した
独自の研修スタイル
ナガモチベーション®研修の背景には、ビジネス研修とスポーツコーチが融合した独自の研修スタイルであることです。長い間スポーツコーチとして、現場でアスリートやスポーツ選手を指導してきた経験を活かし、どうすれば人が“やる気”を起こせるのかに取り組んできました。そこで、“やる気”には「感情」と併せてもう一つ大切な要素があることに気付いたのです。
それは、個々の目標を持たせるということです。スポーツのトレーニングは苦しいことの連続です。その苦しさに心が折れ、しばし挫折してしまうことさえあります。そんな時、明確な目標があった選手はその苦難を乗り越えていきました。自分はここを目指しているという志がモチベーションの下支えになったのです。
このことは、ビジネスであっても同じことが言えます。
そもそもこの会社に入社した理由は何だったのか?
この会社で自分は何をやりたかったのか?
それが無い限りモチベーションを維持することはできません。
そうしたことから、ナガモチベーション®研修では、パターン化されたありきたりのカリキュラムは行いません。まずは、自分はどの様になりたいのか。自分が会社にどうすれば貢献できるのか。参加者一人ひとりが、未来になりたい姿をイメージしながらビジョンを創り上げ、具体的な目標を設定します。
その後、その目標を実現していくためのカリキュラムを組んでいきます。その際、参加する社員の方だけではなく、事前のヒアリングを通じ、研修を企画される企業のビジョンや理念、また、こういう会社にしていきたい、こういう人財に成長してもらいたいという経営者の意図をくみ取り研修内容に落とし込んでいきます。
単に社内のコミュニケーションを良くすることが目的ならば、そうした内容のカリキュラムは必要ないのかもしれません。企業の運動会や飲み会でも目的は達成できるでしょう。しかし、具体的な目標が有るか無いかではモチベーションの持続性は大きく変化します。ナガモチベーション®研修では、一人ひとりの社員と会社が同じ目標を共有し、その方向へ向くことが大事だと考えます。
仕事に対する捉え方や、自分がこの会社でどのように貢献していくかを定められた社員はグーンとやる気が上がります。新しい環境に置かれても、苦しいけれど頑張れる。こういう時こそ人は成長できるのだと理解していれば、社員は遣り甲斐を持って仕事に取り組めるようになっていきます。
4年間離職率ゼロ、150%業績アップを達成した実績
ナガモチベーション®研修を実際に導入した企業では
社員一人ひとりが目標を持ち、主体的に行動するようになった!
部署の垣根を越えて、横の繋がりやコミュニケーションが増えた!
積極的に企画を上げてくるようになった!
業務以外に自分を高め成長させるための勉強をするようになった!
チームワークが上がり、一丸となって業務に取り組むようになった!
モチベーションが上がり生産性と収益が上がった!
離職者が大幅に減った!
社内、部署内の雰囲気が大きく改善した!
などの成果が出ています。
ある企業で、年2回の定期的なナガモチベーション®研修をと実施したところ、社員の“やる気”が習慣化し、研修実施後の4年間で離職者ゼロという素晴らしい成果が出ています。さらに、その企業では先輩社員が後輩の面倒をみたり指導したりするという、良いチームワークの枠組みも出来上がり、結果として売上150%アップの最高益を達成しました。
それ以外にも、委託として施設の運営管理を任されている企業では、管理スタッフのモチベーションと雇用の安定が悩みの種だったのですが、研修によりそれらが大幅に改善され、委託先の受注件数が過去最高に達しました。
今すぐお問い合わせください!
ナガモチベーション®研修は、研修を受けること自体が目的にならないよう、成果にフォーカスしています。“やる気”をアップさせ習慣化させることで、貴社の業績アップに貢献します。
まずは、研修をスタートさせる前に、貴社のビジョンや理念、社員教育の現状と目的、期待する成果などを事細かくヒアリングいたします。その後、それらのヒアリング内容を踏まえたカリキュラムをご提案させていただきます。
現状の社員教育のやり方に課題を抱えておられる、経営者、経営幹部、研修ご担当者様は是非お問い合わせください。